今年の富士登山競走は、山登りのトレーニングをかなりやって、昨年の記録を大きく更新できる自信を持って臨んだのだが…。結果はまさかの5合目タイムオーバー。序盤からペースが上がらず、2時間20分の関門に2分足りなかった。
期待はずれの結果にしばらく落ち込んだが、冷静に考えてみると、それほど悲観することもないと思えてきた。これまで7回のトライの各ポイントのタイムを比較すると、あまり変わっていない。45歳の年に最初に挑戦し、今52歳。この8年間、年齢的な気力の衰え、(ブログにも良く書いているが)学習性無力感を感じているけども、実際は、自分なりにトレーニングして体力は維持できているということだ。
まだまだ、上達できるはずだ。登山競走もクライミングも。
今から来年の富士山に向けて始動する。早速、道宗道トレイルランにエントリした。
例年のごとく、富士山の翌日、北信越国体のスタッフ。今年は富山開催なので楽。
選手達を見ても、あまりなんとも思わなくなってきた。難しい課題を登っても、早く走っても、クライミングやランニングから受け取る何か豊かなものは、それらにかける情熱の強さとか継続する長さに比例する。自分には若さを羨んでばかりいる暇はない。
真夏の夕暮れ、ヒグラシの合唱を聞きながら、再び岩に触れ、山を走りたい気持ちが高まってきた。