11日に入院の予定だったが、手術は20日になるとのこと。食事制限もなくトイレも一人でできるので、医師と相談の結果、必要に応じて通院し19日に入院、20日頬骨骨折の手術とあいなった。
日によって頭痛で寝込むこともあったが、本日14日の検査では脳に異常も見つからず、頭もかなりスッキリしてきた。50針以上縫った左足も抜糸し、シャワーの許可もおりた。
クライミングを始めて30年近く、クライミングへの取り組み方が難易度への挑戦(グレード)という面に偏りすぎていたと改めて感じる。
これからは、「安全」ということを中心に据えて考えて行きたい。トレーニングによって強くなれば当然難しいルートが登れるけど、それだけではなくそれより簡単なルートでの余裕度が高まるということ。それによってプロテクションもうまく取れるなど、安全性も高まる。トレーニングは難しいルートを登るためというより、安全に登るためにやると自分に言い聞かせたい。
同時にプロテクション技術を磨いたり、レスキュー技術を勉強したり、それをジムに来る人に反映したり一つずつ形にしていこう。
災いは重なる。わが身が壊れかけたのと同時に、30年使っている自宅の冷凍庫が壊れ、ジムの入り口のドアノブがちぎれたとY江くんから電話があった。
これらは全て、自分のクライミングやゲッコーの新生への、何らかの啓示なのであろう。