信州ドクターヘリ

墜落~Fの君に背負われるまでの15分?位の記憶がなく、その後救助隊のタンカに乗せられ、救急車に乗せられ、ヘリに乗せられ、ICUまでも、救助隊の人のてきぱきした話し声が聞こえたこととか、ストレッチャーやヘリのプロペラの音位しか覚えていない。

自分にとって空白の部分を、Fの君、Kり君にメールしてもらい、事故を反芻している。

滑落が9:50、10:00に119通報、10:15に救急から容態確認の折り返し電話がありDrヘリを要請したようだ。これら速やかな対応で、事故から2時間半後位の12:30前には病院に収容されたようだ。

空白をそのままにしておくのが(その間にもいろんな人に迷惑をかけたのが)情けなくて、どのようなヘリに助けられたのか調べてみた。

(意識が飛んでいたので)たぶん佐久病院の屋上へリポートへと運んでくれたのが、

 信州ドクターヘリhttp://www.valley.ne.jp/~sakuchp/news/no100/drheli_box/drheli02/heli02.htm

のはずだ。

これは平成17年7月から長野県全域を対象として運行が開始され、運営・管理などは国と長野県が5割ずつを負担しているそうだ。その額はおおむね年間2億。したがって搬送される患者は治療費以外は無料。長野県に1機しかないヘリに、事故後すぐに搬送してもらえたのは、本当にありがたいことだった。

 

「山の遭難 あなたの山登りは大丈夫か」羽根田治著 平凡社新書 によると、

昨今の登山者には「救助を要請した遭難者のなかには、ただですむ警察や消防防災のヘリコプターならOKだが、高額な救助費用を自分で負担しなければならない民間のヘリコプターなら拒否する」、

それだけ余裕があるなら自分で降りろ!と言いたくなるような、とんでもない輩がいるそうだ。

クライミングでのミスははっきり言って恥ずべきこと。自分は上記のようなクライマーだけにはなりたくない。

クライミングは自己責任、本当ならドクターヘリも有料であってしかるべきだろう。いずれは有料になっていくはずだ。いつもただのヘリに助けてもらえるとは限らないから、安全&レスキュー対策として、保険のこともしっかりと考えたい。(今回自分は遭難保険や入院保険はたまたま入っていた。でも今後はもっと意識的に入っておくつもり) 

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