鳳来2012年7回目(プロジェクトJ)

 もう語るべき言葉を持たない。「ジェット・シューター」また登れなかった。

来週またトライしたいが、一週間で自分がどう変わることもないし、ホールドの状態はさらに悪くなるだろう。

『俺はもうどうしていいか分からない。トレーニングして疲れを残してもだめだし、調整に専念するか…。これだけやって登れないなんて、俺も年だな。』

ついつい弱音がこぼれる。

『トレーニングはやるべきだと思います!』

普段無口なOイが、訥々と語りだしのは、その時だった。

『あなたにとって、ジェット・シューターは最終目標なのですか?

そうではないでしょう、通過点にすぎない。トレーニングの効果は今すぐには出ないかもしれません。でも、きっと、ジェットよりももっと難しいルートを登ることに繋がっていくはずです』

俺の頭の中の霧がスッと晴れていく。そうだ、俺はあまりにも登れない自分に囚われすぎている。

こうして、肩の痛みも癒え、登りに来れているだけでも幸せなことではないか。それも素晴らしい仲間と共に。

傍らで口元に微かに笑みを浮かべ、それを見守る神様Iワキの姿があった。

というわけで来週もまた頑張るでー。

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神様、入門2撃。でも本日のトライ数2便。もっと便数出すことが課題。

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Oイ・シャーマ・ユージコージ、卒業トライ。下部を経て、核心をこなす持久力&パワーが課題。

『トレーニング効果はすぐには出ないけど、地道な継続が必要…』という言葉はデイブ・マックロードの本にも書いてあった。したがって、Oイのサブネームにデイブの文字も付け加えねばなるまい。

書いてる意味がわからない。

本日は松本のE&Sのオーナーはじめ、その面々も来ておられ、いい登りをしておられた。オーナーが野太い雄たけびを上げ卒業をRPする横で、神様がいつの間にか入門をRPして、消え入るような声でテンションと囁き、うらやましそうに卒業を見上げるOイがいた。ジムの勢いはこんなところにも出るのネ。

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