雨で登れなくても、散策だけでもと思い小川山へ。メンバー、O谷、Oイ。
先週やっとのことで鳳来「ジェット・シューター」を登った私の、次なる目標は小川山「バナナ・クラック」。今から30年前に堀地清次によって拓かれた、小川山の名ルート。限りなく5.12に近い5.11クラックの最高峰と言われ、今も昔と変わらずにクライマーの挑戦を待っている。
そう簡単に登らせてはくれないと分かってはいる。しかし何回かかっても、自分が良いと思うルートを1つ1つ丁寧に登っていきたい。
パートナーの2人はゲッコーでは貴重な、クラック志向メンバー。
バナナの隣の「ノーリターン」を楽しんでいただいた。
ビビリまくってリードした「ノーリターン」は、なぜノーリターンなのか、30年近くぶりに再確認した。そしてバナナクラックはわずかだがカブっていることを、今更ながら確認した。
カムを数個購入し、クラックの道にハマリそうなO谷氏。
ともに精進していきましょう。
ボルダーマットもないのに、ついでにエイハブも落とそうとする、積極果敢なOイ。
雨もパラつき、岩も湿ってきたので、早めに切り上げ、松本のカモシカで目の保養をしてから帰った。
様子見ということで、バナナに触ったのは30分位。偉そうなことを書いていますが、第1回目のトライは、トップロープでも核心のムーブは解決できなかった。
パーミング、アンダークリング、足スメア、左手のジャムから遠い一手を出す、そしてパワー……、そんなことをイメージして日々ジムトレしていこう。秋までは小川山だ!