今何ができているのか
クライミングや登山で、これまでできたことができなくなってきた。10年ほど前からそのようなことが目立ってきた。減量の必要性を感じたのと、昔はまっていたカモシカ山行へのノスタルジーもあってその頃、富士登山競走とフルマラソンへの参加を始めた。トレランという言葉も言われ始めた頃で、年に1,2回レースに出るようになった。一昨年まではレースに向けて高揚する気持ちでトレーニングができたのだが、その気持ちの高ぶりを感じなくなってきた。ジムに来る人は100%近くが自分より若い人で、その人らのテンションについていけない自分に、年齢を感じる日々。ここにきて、かなり吹っ切れたというか、いろんなことができなくなることへの戸惑いというか、歯がゆさに慣れてきた。どうあがいたところで、もう20年かそこらで自分の人生は終わる。クライミングできる期間はさらにずっと短い。今できることを大切にするしかない。今登れるのに、走れるのに、それをやめるなんてもったいない。ジムに一人でも多くの人にきていただき共に登り、語り、走る。今〇〇のルートが登れるとか、キャンパでこんなことができるとか、10㎞何分で走れるとかそおいったところを日々確認し、少しでも向上させる努力を重ねたい。ゲッコーで自己と対話し自分のクライミングライフを楽しむ人が一人でも増えれば、借金してでもジムを維持する価値はあるのだ。だから年パス会員になってね。