ゲッコーのマットの破れがかなりひどくなってきた。マットを新調する余裕は全くないので、補修に補修を重ねている。いろんなやり方を試行錯誤してきたが、針と糸で手縫いするのが一番良いというのが現在の結論。針の長さ、太さ、糸の材質などもいろいろ試した。右手に皮手袋をはめるというのも作業の中でわかった。数メートルにも亘ってしまった破れを縫うのは、一針5㎜弱の作業では少々うんざりする。でも、今日は50㎝と決めてマジックで印をつけてやるといい感じで集中できる。日々こんな地味な作業をやっているのであるが、結局クライミングのトレーニングもそこが重要だとふと思った。
つまり、自分で根気よく試行錯誤してやり方を編み出し、明確な小さい目標をうまく設定し、破れが大きくなる前に小さいうちに縫った方が楽なように、トレーニングも日々コツコツ弱点をイメージして続けるしかない。