ゆびまかせ#3

 クライミングでもマラソンでも仕事でもなんでもそうだけど、どう考えるか?ということについてしばしば考える。大きく整理すると2つの方向性があると思う。小さく考えるか、大きく考えるか。目の前のことに集中する、一瞬一瞬を大切にする、今を生きる、刹那を生きる、と表現されるような考え方。これが小さく考えるという方向性。一方、春夏秋冬一年のサイクルの中で生きる、ピリオダイゼーション、人生のステージを思う、などといった考え方。これが大きく考えるという方向性。自分の内側から見るか、自分を俯瞰してみるか。つまるところ主観と客観ということか。一般的に若い時は前者が勝り、年を追うごとに後者が強くなる。2つの考え方は明確には分けれないし、混合しているし、その割合は刻々と変化する。どちらが良いか悪いかとも言い切れない。どちらも良いところも悪いところもある。具体的、抽象的。白か黒か、はたまた灰色かグラデーションか。動くか止まるか。考えるか行動するか。答えが出ない問いの中で人は生きていくという答え。…言葉遊びだね。

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