1月は何だかんだ用事があって外岩行けず。
カムを噛ましたい気持ちが抑えられず、屏風山へ。メンバー、将棋魔王、O谷さん、又の名をクラック兄弟三男、長男。
考えてみたら、冬場富山から一番気軽に、クラックの練習に行けるのがここだと思う。小川山やミズガキ山とほぼ同じ岩質のクラックがあり、スケールはそれらを3分の1位にコンパクトにした感じ。終了点まで歩いていけるルートが多くトップロープが容易にセットできる。しかし、ルートが短い分、グレード的に難しいジャミングが多いのでその手のテクニックの良い練習ができる、などなど。いずれゲッコークライミング講習会でこの種のクライミングに興味ある人々と頻繁に利用できたらよいな、などと思った。本当は城ケ崎へ行きたいが、日帰りはかなり辛い。
今日トライしたのは、余裕のよっちゃん、有希子の初恋、おもいやりの3本。思ったより風もなく快適だった。
帰りの車の中で、博士を目指そうという話で盛り上る。
長年クライミングをやっているのだから、何か自慢できるもの、人より秀でているものが欲しい。
クライミングは自己との対話であり、他人との競争ではないと私は思うのだが、上記のような考え方も人情である。
しかしながら50歳を越え、あるいは間近にした今となっては、高難度ルートをバシバシ落とす元気はもうない。そこで博士である。ヌンチャク博士、ロープ博士、ハーネス博士、ザック博士etc.
将棋魔王はカラビナ博士を目指すそうだ。目標は、こうだ。目隠しをした常態でカラビナを触る、次の瞬間、博士の口からは、そのメーカー名、種類、色?、強度スペック、特徴、使用感、などが立て板に水のごとく発せられる。といった感じだそうな。頑張ってください。
私は今、引き上げ博士を目指している。宙吊りになった人を引き上げる博士。
宙吊りになったパートナーを、一人の力で引き上げ、あるいは、降ろす。素早く1/3、1/5、1/7などのシステムを構築し、引き上げるには、最低限どんな装備を常備する必要があるのか?日夜、試行錯誤、研究、練習中だ。