雑穀谷講習

いつもは月曜か水曜に来ているが、昨日は久々の土曜雑穀。

昨年に引き続きGア自然学校スタッフのクライミング講習と、ゲッコー会員Oツキさんの自然岩初講習。

みなさん満足されたようで良かった。

週末の雑穀はたくさんの人がクライミングを楽しんでいた。ゲッコー常連の姿も何人か。

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我々が帰ったあと、視察団みたい人たちがきて、居合わせたクライマーが質問したら、オラッチャロックは埋まらないし、休日は工事期間でも登れるというようなことを言ったとか。

話の内容の信憑性は疑問だけど、情報とはこのようなものだろう。

いろんな情報が錯綜し、問題の本質はいつか見失われてしまう。

大事なのは、永久に存在するように見える岩も、ある日突然消えるかもしれないし、アクセス問題等で登れなくなるかもしれないということ。

だから、それぞれのクライミングを有り難く、大切に行い、マナーも守りましょうということだと思う。

11月21日(土)の夜は別に何するわけでもなく、少し酔って、少ししゃべって、眠りたいので、参加したい人はそれなりの用意して(各自の飲み物食べ物、テント、シュラフ、防寒など)来てみて下さい。

注意!焚き火するから、火の粉で穴あく可能性あり。お気に入りのダウンジャケット等は着てこないように。

 

雑穀谷の岩場について

10月14日(水)富山県山岳連盟の会長、理事長と富山県富山土木センター立山土木事務所へ、雑穀谷の説明を聞きに行ってきました。

結論から言うと、残念ながら、来春から5年間は称名道路から岩場方面へ入ることもできなくなり、工事の結果オラッチャロックは半分ほどが埋まる、ということでほぼ決まりということです。

現在は工事の設計段階で、来年度の県予算によってもしかして、工期がずれて来年もしばらく登れることもあるかも知れませんが、現実的には、オラッチャロックなどのメインルートは今年が最後ということでしょう。

工事は現在のドア横ハングあたりから谷幅いっぱいに大きな堰堤を造るものです。

現在のオラッチャロック横の道を4m~7.5m嵩上げしてこの工事をするため、オラッチャロックは埋まってしまうことになります。

あと1ケ月、できるだけ雑穀に行って、これまでのこと、これからのことをいろいろ考えてみたいと思います。11月21日(土)の夜にキャンプをして長年楽しませてくれた岩に感謝しようと思います。

 

レンタルシューズ新調

明日10月8日から、レンタルシューズを一新します。イボルブです。

履き心地なかなかよろしい。クライミングは先ずシューズから。

ゲッコーでクライミングシューズに慣れてから、ぜひマイシューズを手に入れてください。

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道宗道トレラン

 工場長、局長とトレラン参加。

今回の目標は制限時間内完走。富士山の落胆から漸く気持ちが上向いてきて、このところ週に2,3回10kmほど走っているが、後半足が動かなくなり、トレランレースで頑張れば早々に潰れるのは必至。

高清水山を越えるまで、出来るだけ抑えることを自分に言い聞かせレースに臨む。

結果は、7時間40分57秒で完走。工場長より20分、局長より1時間遅れの完走だったが、内容的には満足だった。途中のぬかるみには閉口したが、コンディションはたぶん昨年より格段に良く、エイドの充実、運営の質、ゴール付近の雰囲気など全てにおいて好印象だったので、また参加したいと思った。

500年前にこの道を毎月歩いた道宗さんは、いったい何を思って歩いていたのか。浄土宗への篤き信仰はその通りだと思うけど、同時に自分で思い定めたことは守り通すという強い気持ちがあったに違いない。

今、スポーツクライミングが2020年オリンピックに選ばれ、一方、雑穀谷が消滅するかもしれない。

自分が追い求めるクライミングと自分が運営するジムを取り巻く環境は、変りつつあり、自分の年齢によるクライミングへの取り組み方の変化がそれに加わる。

今こそ、道宗さんの生き方に学ばなければならない。

 

もうすぐ、レンタルシューズ新調

 レンタルシューズに次々と穴があき、お客さんに対して恥ずかしい思いをしている。

近々、新しい物に取替えますので、自分のシューズをお持ちでない方もどんどん登りに来てくださいね。

 

クライミングシューズは一般のシューズと比べると大変に窮屈なものです。

最初のうちはその痛さに耐える我慢も必要となります。

最近、少しでも痛いと、もっとサイズの大きな物に変えて欲しいとおっしゃるお客様が増えています。

今までは、すぐに交換していましたが、これからは交換はしない方針で行きたいと考えています。

クライミング的に大きすぎるシューズは、フットワークを学ぶ上でも弊害になるからです。

ゲッコーは「クライミングジム」であって、単に「壁に張り付いて遊ぶところ」ではありません。

せっかく「クライミング」というものに触れようと思ってジムに来られるわけですから、出来るだけ早い段階で正しいテクニックを習得して、より深くクライミングを楽しもうではありませんか!

適性なシューズ合わせと、正しいフットワークの理解は、基本中の基本です。

 

9月も半ば

 なかなか県外の岩場に出かけることが出来ず、早くも9月も中盤を過ぎた。

今週月曜、雑穀谷でトレーニングしたけど、涼しくて寒いくらい。岩の状態は良い。

ジョーズを3回登った。登るたびに、プロテクションの取り方や、登り方を変えて、ルートを味わいつくす感じ。ナチュプロのクライミングはボルトのそれよりも、岩の形状をじっくり見る必要があるので、岩を登ったなーという充実度も大きい。本当はミズガキ等のマルチに行きたいけど、行けない時は、雑穀で何回も登るのだ。そうすることで、持久力がついたりして、マルチをやるときの役にたつかもしれない。

ゲッコーでのクライミングもその辺を意識しよう。

ゲッコーではロープクライミングの講習を行っています。ボルダーもいいけど、リードができるようになるとクライミングの世界が大きく広がります。別にボルダーで難易度の高いのを登れるようになってから、と考えることはありません。気軽に始めてみましょう。しかし、しっかりとした技術を習得しないと危ないことになりますから、正しいことを教えるインストラクターから講習を受けるようにして下さい。

シルバーウィークは通常営業(13:30~19:00)しています。クライミングやボルダリングが始めての方も、大歓迎です。

お盆2015

今年のお盆は4日間ビレーの毎日だった。

桜ケ池のJOCで8月14日~16日、文登研の立山ジュニア登山教室で17日、沢山の子供達の登りを見ることができた。

子供達のクライミングのレベルアップもさることながら、一般社会の中におけるクライミングの位置が、ずいぶん真ん中近くになってきたと感じる。

自分がクライミングを始めた頃と比べると、想像もつかなかった近年の状況。しかし、30年近く前、クライミングがうまくなりたい一心でクライマー達が世界のあちこちで自作したトレーニングボードが、現在のクライミングジムの人工壁の萌芽であったのだなと、今にして思う。

 クライミングはこれからどんな変化をしていくのだろうか?

その変化を楽しみながら、自分のクライミングやジム運営に取り組んでいきたい。

 

 

 

 

小川山

 久しぶりの小川山、自然の岩。完全に走りモード、トレランモードになっている体を、クライミングに戻さなければ。というか、これからは、常時クライミング、トレランOKの状態を目指したい。

5日(水)4:00県総集合。パートナー将棋魔王。

8:25 小川山着。本日の目標、烏帽子岩本峰西面「森の天使 3P」

    例によって、ケルンやふみ跡を適当に登っていったら迷う。

13:05 漸く取り付きに到着。

   単独行で道のない山を読図しながら行く登山は、あまり迷わない。踏み後や目印が錯綜する山道は、たいてい迷う。一人で行くと迷わないけど、複数で行くと迷う。情報に対する取り組み方で、気持ちの持ち様で、迷ったり迷わなかったりする。我々が情報氾濫社会に生きるヒントがここにある。迷ったら迷ったで、平常心でリカバーするのがクライマーである。なんちゃって。

「森の天使」 1,3ピッチ私リード、2P魔王リード。トレーニング不足で2Pフォローのくせに5テン位、3Pの出だし2、3ムーブ解決できず。

とても気持ちの良いルートであった。特にセカンドをビレイする間に眺める、小川山の森や岩が人生に疲れつつある私を、優しく癒してくれるのであった。

次はいつ、ここへくるかわからないが、「もりてん」左隣の「ラスト・リゾート」「ウエストカンテ」「なんかようかい」など、登りたいと思わせるラインだった。

 

富士登山競走2015と北信越国体

 今年の富士登山競走は、山登りのトレーニングをかなりやって、昨年の記録を大きく更新できる自信を持って臨んだのだが…。結果はまさかの5合目タイムオーバー。序盤からペースが上がらず、2時間20分の関門に2分足りなかった。

期待はずれの結果にしばらく落ち込んだが、冷静に考えてみると、それほど悲観することもないと思えてきた。これまで7回のトライの各ポイントのタイムを比較すると、あまり変わっていない。45歳の年に最初に挑戦し、今52歳。この8年間、年齢的な気力の衰え、(ブログにも良く書いているが)学習性無力感を感じているけども、実際は、自分なりにトレーニングして体力は維持できているということだ。

まだまだ、上達できるはずだ。登山競走もクライミングも。

今から来年の富士山に向けて始動する。早速、道宗道トレイルランにエントリした。

例年のごとく、富士山の翌日、北信越国体のスタッフ。今年は富山開催なので楽。

選手達を見ても、あまりなんとも思わなくなってきた。難しい課題を登っても、早く走っても、クライミングやランニングから受け取る何か豊かなものは、それらにかける情熱の強さとか継続する長さに比例する。自分には若さを羨んでばかりいる暇はない。

真夏の夕暮れ、ヒグラシの合唱を聞きながら、再び岩に触れ、山を走りたい気持ちが高まってきた。

 

富士山最終チェック

 いよいよ来週金曜が本番。

7月15日(水)、現在の体力を測る最終チェックを行う。

藤橋~大日岳頂上 12.3km、高度差2026m、3時間13分 (称名→立山駅 バスで移動)

粟巣野~瀬戸蔵山頂 2.1km、高度差720m、1時間3分

前者は目標3時間切り、後者は1時間切りだったのだが、僅かに及ばず。

自分の試算では、これは富士山なら4時間40分位で、完走の4時間30分には手が届かないレベルだ。

一週間充分に休養し、本番は戦略と気力で、この10分をカバーしたい。