小川山2012年2回目

 Oイくんと小川山へ。

私は「仏岩」バナナクラック、Oイは「最高ルーフ左の岩」。

「仏岩」と「最高ルーフ左の岩」をお互いのクライミングのために登ったり降りたり。結構、足腰に来る。

Oイは着実に白糸5.10c/d、ナデシ5.11aをRP。

私はバナナ4トライ。未だ核心のムーヴ解決できず。

自分の実力のなさを痛感する。でもバナナクラックを登るにはバナナクラックに触るのが一番だと思うので何十回かかろうとも、コツコツトライしたい。

バナナクラックを登ってやろう、と言うんじゃなくて、このルートからいろんなことを教えてもらおうとういう気持ち。今日はとりあえず、ほとんどテンションだけど下から上までギアをセットして行けた事とか、テーピングの位置だとか、そんな事が前進した要素かな?

次回は再来週。晴れてほしい。

 

2012年藤橋~称名ラントレ1回目

 富士山まであと1ケ月。

日曜(17日)の20kmレースの疲れがまだあるかもしれないが、少し走りモードにしたいので、とりあえず走ってみた。

タイムは59分04秒17。

今年も富士山の完走は難しいだろう。

でも、馬返しまではなんとか楽しんで走りたいので、あと1ケ月藤橋~称名トレーニングに集中しよう。

富士山まであと4~5回、しっかり休んで、栄養を摂って、気力を充実させて、一回一回丁寧に走ろう。

藤橋~称名トレーニングの日はジムの営業13:30~としますのでよろしくお願いします。

また日程ご案内します。

第20回ヒスイの里山岳マラソン

 富士山のトレーニングということで参加した。

富士山、富士山と言っているが、トレーニングをほとんどやっていない。

本業のクライミングは何とか頑張っているが、ここ5年程続いた走りのモチベーションが切れてしまった。

 この「ヒスイの里山岳マラソン」は、おなじみの「青海の岩場」の前を走るもの。岩場の前を通り過ぎてしばらく行くと、なかなかの急登が待っていた。今回は、この冬の豪雪で道路が荒れたため、30kmの部は20kmに短縮されて行われた。30kmだったら死んでいたな…。

 5kmを超えたあたりで、もう思うように体が動かなかったけど、10時スタートでなんとか昼前にはゴールすることができた。富士山完走はほとんど無理だけど、なんとか馬返しまでは歩かないよう、あと1ケ月でもう少し体が動くようにしたいものだ。

 ランニングにしても、クライミングにしても、何にしても、「学習された無能感」の払拭が、これからの自分に必要なことだ。そのために新鮮な刺激を求め続けよう。

 

小川山2012年1回目

 雨で登れなくても、散策だけでもと思い小川山へ。メンバー、O谷、Oイ。

先週やっとのことで鳳来「ジェット・シューター」を登った私の、次なる目標は小川山「バナナ・クラック」。今から30年前に堀地清次によって拓かれた、小川山の名ルート。限りなく5.12に近い5.11クラックの最高峰と言われ、今も昔と変わらずにクライマーの挑戦を待っている。

そう簡単に登らせてはくれないと分かってはいる。しかし何回かかっても、自分が良いと思うルートを1つ1つ丁寧に登っていきたい。

パートナーの2人はゲッコーでは貴重な、クラック志向メンバー。

バナナの隣の「ノーリターン」を楽しんでいただいた。

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ビビリまくってリードした「ノーリターン」は、なぜノーリターンなのか、30年近くぶりに再確認した。そしてバナナクラックはわずかだがカブっていることを、今更ながら確認した。

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カムを数個購入し、クラックの道にハマリそうなO谷氏。

ともに精進していきましょう。

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ボルダーマットもないのに、ついでにエイハブも落とそうとする、積極果敢なOイ。

雨もパラつき、岩も湿ってきたので、早めに切り上げ、松本のカモシカで目の保養をしてから帰った。

様子見ということで、バナナに触ったのは30分位。偉そうなことを書いていますが、第1回目のトライは、トップロープでも核心のムーブは解決できなかった。

パーミング、アンダークリング、足スメア、左手のジャムから遠い一手を出す、そしてパワー……、そんなことをイメージして日々ジムトレしていこう。秋までは小川山だ!

 

鳳来2012年9回目

 鳳来。なんとかジェットシューターが登れた。長かった。

この日はパートナーのO井も「卒業」を完登。周囲の「まだもう少し時間がかかるんじゃないの」という声を、実行で黙らせた。

 長いことクライミングをやっているが、一つのルートにこれだけトライしたのは初めて。せいぜい10回もトライして登れなければ、「まあいいか」と別のルートに移っていた。今となっては、これが後悔となっている。これからは、登ろうと思ったルートにはしつこくトライし、その一トライ一トライをノートに記録していこうと思う。次は小川山「バナナクラック」かな?

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神様Iわき、「姫のウォームアップ」でアップのはずが…

このあと「留年」にトライするが、夕方、岩は強烈にヌメッて持てない位に。梅雨も近いか。

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「卒業」を登り、満足の表情を浮かべて降りてくるO井のシルエット。

一方、「猫シャクなんか傾斜を感じない」と、行きの道中意気盛んだったセッキーは、トライする内に「今日は傾斜をすごく感じる」にトーンダウンし、帰り道足を捻って捻挫した。まあ、いい日もあれば悪い日もあるさ。

 

鳳来2012年8回目

 水曜、鳳来。今週のパートナーはイケメンM井隊員。法定速度を遵守して岩場を目指す。

M井隊員にしろ、いつものメンバーにしろ、向上心のある若者達は私に力を与えてくれる。

クライミングの技術向上、安全対策に、これでいいと言うことはない。日々勉強を怠らず、謙虚に知識を吸収していきたいものだ、と自分自身に言い聞かせる。

本日の内容。M井隊員、入門楽々マスターオンサイト、留年3~4トライ。惜しかった。

そして、私のジェットシューター。7トライ。今週もRPならず。

いろいろと精神的な葛藤はあるけれど、これが現実なのである。

完登のイメージは4,5週間前に出来上がり、本当にもう少しで登れそうなのは自他共に認めるところなのだが、それを現実に合致させることができない。

とはいっても、毎週着実に最高到達点は2手づつ延びている。

今日の6トライ目は本当に惜しかった。右手があと5センチ、いや3センチ伸びていれば、もうそれ以降は落ちないガバに届いたのだが…。

来週は確実に登れる(と言って早一ヶ月)。なんとかこの苦しいスパイラルから抜け出したい。

でも、この苦しいマインド・ゲームもなかなか楽しくなってきた。

来週晴れてくれ!

 

 

 クライミングの話題限定の本ブログであるが、猿もクライマーということで。

自宅周辺に猿が出没し被害を受けている。

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食い散らかされた、我が家のタマネギ。写真の露出オーバーでよく見えないが、タマネギを割って真ん中だけ食べている。

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犯猿はこいつだ。

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こんな顔だ。

向の家の人が警察や市に通報したら、捕獲檻を設置してくれた。

しかし、賢い猿は容易には捕まらない。

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今朝、罠にはまったのは、間抜けなハクビシンであった。

 

鳳来2012年7回目(プロジェクトJ)

 もう語るべき言葉を持たない。「ジェット・シューター」また登れなかった。

来週またトライしたいが、一週間で自分がどう変わることもないし、ホールドの状態はさらに悪くなるだろう。

『俺はもうどうしていいか分からない。トレーニングして疲れを残してもだめだし、調整に専念するか…。これだけやって登れないなんて、俺も年だな。』

ついつい弱音がこぼれる。

『トレーニングはやるべきだと思います!』

普段無口なOイが、訥々と語りだしのは、その時だった。

『あなたにとって、ジェット・シューターは最終目標なのですか?

そうではないでしょう、通過点にすぎない。トレーニングの効果は今すぐには出ないかもしれません。でも、きっと、ジェットよりももっと難しいルートを登ることに繋がっていくはずです』

俺の頭の中の霧がスッと晴れていく。そうだ、俺はあまりにも登れない自分に囚われすぎている。

こうして、肩の痛みも癒え、登りに来れているだけでも幸せなことではないか。それも素晴らしい仲間と共に。

傍らで口元に微かに笑みを浮かべ、それを見守る神様Iワキの姿があった。

というわけで来週もまた頑張るでー。

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神様、入門2撃。でも本日のトライ数2便。もっと便数出すことが課題。

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Oイ・シャーマ・ユージコージ、卒業トライ。下部を経て、核心をこなす持久力&パワーが課題。

『トレーニング効果はすぐには出ないけど、地道な継続が必要…』という言葉はデイブ・マックロードの本にも書いてあった。したがって、Oイのサブネームにデイブの文字も付け加えねばなるまい。

書いてる意味がわからない。

本日は松本のE&Sのオーナーはじめ、その面々も来ておられ、いい登りをしておられた。オーナーが野太い雄たけびを上げ卒業をRPする横で、神様がいつの間にか入門をRPして、消え入るような声でテンションと囁き、うらやましそうに卒業を見上げるOイがいた。ジムの勢いはこんなところにも出るのネ。

のんびり雑穀

 前日まで鳳来へ行くつもりだったが、急用が入り雑穀へ。パートナーYすもん。

昨日あれだけ降った割には、雑穀の乾きは早い。でもサワコの出だしはベタベタ。あきらめて、Yすもんを待つ間マットの上に寝転んで、阿川佐和子の本を読む。寒くもなく暑くもなく、眩しい新緑に心和ませ、至福の時を過ごす。

 先日チャックに涙したYすもんだが、今日は気合が入っていた。不二越オンサイトに続き、チャックもリベンジ。私がウィーリーにトップロープ掛けたら、これにもトライする果敢なYすもん。テスにもトライしたけど、この2つはまだちょっと早かったみたい。

(私の今日の内容)

チャック(ナチュプロ)

不二越(ナチュプロ)

バットマン~ウィーリー見学

ウィーリー トップロープで1トライ

やっぱり 雑穀は良い。

 

鳳来2012年6回目

水曜、鳳来。メンバーYえ大魔王、Sッキー、Oいゆーじ改めシャーマ。

3時AM富山を出発して、9時過ぎ鬼岩着。

終日曇りの予報に反して、雷、強雨。しかしかぶった岩は大丈夫。暗くなり、ヘロヘロになるまで頑張った。

大魔王、入門でアップとクールダウン、枯れ木2トライ(80数手とか、長い)、パレード2撃

本日の主役はSッキー。卒業本日の2撃、ファースト2撃、猫尺に着手2、3トライ。日頃ゲッコーでまじめにトレーニングしている成果が出てきた。目指せ13。

Oい。ファースト7トライ。シャーマのように1手、1手叫びながら頑張ったが、今日は完登ならず。しかし上達のスピードはすばらしい。

私。ジェットシューター7トライ、ファースト1トライ。ジェットは前回の感じから、今日は絶対レッドポイントと思っていた。心のなかの青写真は、最初のヌンチャク掛けで登ってやろうと考えていたのだが、完全に甘かった。前腕がすぐに張って、あえなくテンション、フォールの連続。

お前にはこのグレードはきつ過ぎるのだ、と言われるのはわかっているけど、今登っておかなくてはもう一生登れない。とにかく、しつこくトライするのみ。

全員、疲れきるまで登り、ヘッ電を点けて、ボソボソと話しながら下る、暗闇の登山道。夕方からは晴れてきて、気温も寒からず暑からず。成果はなくとも気持ちよく、楽しい一日であった。

来週もまた来るぞ!

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 ファースト5.12a。クライマー:Sッキー