小川山2012年5回目

 ジムホールド替え、登山教室、JOC、セッター講習など、暑い中、8月はちょっと辛かった。

鋭気を取り戻すために、のんびりと小川山を目指す。

メンバー、Yすもん、神様、S村、Oイ。

アサギマダラが舞う晩夏の小川山は気持ちよかったが、悲しい知らせにクライミングを頑張る気分にはなれなかった。

 

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平成24年度セッター講習会

 8月14日から16日まで2泊3日でセッター講習会というものに参加した。
場所はJOCに引き続き桜ケ池クライミングセンター。
3日間で2本のルートセットが課せられるのだが、これが予想以上の重労働。

 ルートセットの目的はクライミングコンペで順位が付き、且つ選手や観客が楽しめるルート作りであるわけだが、自分の場合はそこまでは全く至らず、やっとのことで下から上まで何とかホールドを付けたに過ぎなかった。セットのセンス以前に、高所での安全で効率的な作業能力、何と言っても体力が必要であると痛感した。つまりこれは、壁の中でいかに軽く動けるかということで、イコール5.13を苦にしないクライミング能力が必要なんだろうと感じた。

 
大変勉強になったお盆であった。

 

 
連日深夜までセットに励む講習生達

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お盆前半

 8月10日(金)文登研でジュニア登山教室のクライミング体験。3年目。39名の子供達をトップロープで遊ばせる。Dチ女王と。15時15分に終了し、外壁のクラック見る(意外に練習に使えるかも)。そのあとランニング藤橋~称名展望台往復。

11日(土)12日(日)城端・桜ケ池でJOCジュニアオリンピック・スポーツクライミングのビレイ。

子供に怪我させないように、黙々とビレイ。今年のルートはハリボテを駆使していつも以上に洗練されたものに見えた。子供達の喧しい「ガンバ」の声援は学校の運動会を思わせ、50歳を迎えるおじさんクライマーにとってますます異質な世界に感じてしまう。でも、今のクライミング界にとってコンペは、必要不可欠なもの。付き合っていくしかない。

今日の決勝はどうだったのかな?

明日からはこの場所で、2泊3日でセッター講習会に参加する。

ジムの課題も作らなければならないが、生岩の目標ルートにトライする時間を早く取り戻したい。

涼しかった雑穀

 7月18日以来の生岩。何か久しぶりといった感じ。

車から降りたら少し寒いくらい。本日のメンバーはOイ、S村女史、Sダ姉。

岩場に通いこんでいるOイは、雑穀での登りも昨年とは別人のよう。サンセット、ジョーズ、不二越、チャックを楽々と登り、サワコのムーヴも解決する。

Sダ姉は上手い足使いでサンセット再登。チャックも惜しかった。

S村女史はビビリがなくなり、サンセット楽勝かと思われたが、3ピン目にヌンチャクを掛けれず。飛び降りて壁に足を付いた時左足首を捻挫してしまった。

私はチャック(2回)、ジョーズ、不二越、サワコ(3トライ)すべてNP。いい感じ。しかし体力がなく頑張れない。

 今日はAライズの噂のイケメンクライマーNジマ君も現れ、ジョーズをソロで登っていた。足の痛みも忘れてうっとりするS村、すごいですねーと感動するOイ。いいものを見せてもらった。

帰りS沢校長のところへ寄ったら、クライミング界の重鎮M裏夫妻が来ておられ、いつものように歓談。S村の捻挫がきっかけで、主に怪我の話で盛り上がった。

まじめな話、ジムでそこそこ登れるようになっても、生岩ではクライミングテクニック以外の要素も必要になってくる。怪我の予防や対処もそのひとつ。自分もそのような人を連れて岩場へ行く時は、自分のクライミングはあきらめて、安全を優先させなければ等々、考えさせられた一日だった。

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チャックのシンクラックに指が入る。うらやましい。

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杖をついて退場する、痛々しいS村。

 

ホールド入れ替え2012

 富士山の翌日(7月28日)から今年のホールド入れ替え作業。まずはテープ剥がしに1日。

7月29日、30日はお客さんがあり作業中断。7月31日、8月1日ではずし作業&ホールド洗い。

8月2日は洗い、取り付け少し、張りぼて取り付け。

1日、2日は腰をやられてしまい、毎日やると決めた早朝ランを休んでしまう。

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一個一個丁寧に洗う。真夏に触る水が気持ちいい。

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すっきりした壁。

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お馴染みのあのホールドは、こんな色、柄だったのか~

連日、水を2L以上は飲み、汗をたっぷりとかいてやる作業はなかなか気持ちいい。

体を壊さないようにゆるゆるとやろう。

ルートセットにはかなりの時間がかかると思われますが、一応8月6日(月)から通常営業します。

と思っていましたが、急用が入り8月7日(火)から通常営業します。

 

富士登山競走2012年

 恒例の富士登山競走。初参戦のO谷さんと。

ラントレのモチベーションは昨冬から下がる一方で、今年の富士の完走は、行く前からあきらめムード。

結果は8合目はおろか、5合目の関門すらタイムアウト。O谷氏も5合目2時間半をクリアできず、来年の頂上コース参加のチケットは得られなかった。富士山はやっぱり甘くない。

それでもやっぱり富士山最高!来年はもっと楽しめるように、しっかりとトレーニングを積み重ねて臨みたいものだ。

2012年北信越国体

 7月21日(土)、22日(日)北信越国体山岳競技の審判員として、福井県クラインミングセンターへ行ってきた。富山県は成年女子、少年男子の選手が参加。結果は残念だったけど、次へと繋がる頑張りだったと思う。

 運営に携わった人、セッター、審判、監督、選手、お疲れ様でした。

緊張の試合のあとは、ジムでも生岩でも、心癒されるクライミングをしましょう。

小川山2012年4回目

水曜生岩。パートナー、Oイユージコージ。

5:00にいつもの場所で待ち合わせて、9:50小川山・仏岩着。

早速、バナナクラック。全くだめ。とりあえず上まで抜けトップロープ張る。

岩がぬめって指がクラックから、はき出される。核心のムーヴは問題外の外。ちょっとヘロヘロ。

バナナはたぶん貸し切りなので、そのままにして雷岩へ(次回から張り紙か何か残そう「トップロープは、抜いてもいいです」とかなんとか)。

Oイ、リベンジの「ゴロゴロ5.11b」トライ。「これはだめだ。できない」を連発しつつヌンチャク掛ける。

ビレイしながら見ていた感じも、今日は難しいかなーと言った印象。「俺もやらせてー」と、軽く登るイメージで取り付く。ところが核心部でふくらはぎが攣りそうになり、思わずヌンチャクつかむ。そのままトップアウト。まあ、Oイがダメなら次は、回収便位出してやるか、という気持ちで構える。

 しかーし、なんとOイ君、持ち前の粘りで、2便目で登ってしまう。と言うことは、俺も登らなくては恰好がつかないではないか。いやいやながら私も2便目出す。核心でやっぱりダメ。Oイが届くカチが、私は一歩小さいスタンスに立たないと届かない。この部分を何回か練習して、そこで一旦降りる。

う~ん、まずい展開になってきた。帰りの車中、登れた者と登れない者との気まずい雰囲気はなんとか回避したいもの。

10分後、再々度トライ。核心部で落ちかけるも、なんとかRP出来た。ちょっとしたプレッシャーを克服して、満足。雷岩からいい気分で撤収して、再びバナナ。

やればやるほどバナナは私の実力では歯がたたない。でも今トライしなければもう一生登れないだろう。秋の終わりまでトライするつもり。Oイ君、その他の人、ビレイ付き合っておくれ~。

便数の割には疲れたので、後はOイに、日本フリークライミングの歴史的ルート、クレージージャムと小川山レイバックを紹介してから帰路についた。

 

 

 

小川山2012年3回目

 水曜生岩、小川山、今年3回目。

メンバー、Dチ女王、Oイコージ。朝5時集合で、9:44仏岩着。

例によって、バナナクラック。全くダメ。1時間もかかってなんとかカムをセットしてトップアウト。99%エイド。下に男女4人組が待っていたので、回収して降りる。

4人組の中の男性は以前登ったことがあるそうで、トップロープで核心のムーヴを見せてもらう。

自分が2週間前にやったムーヴといっしょだったので、少し登れそうな気がしてきた。目の前が明るくなった感じ。

今日はバナナクラックに必要充分なギアを持ってきたつもりだったが、ストッパーのサイズが適当でなかった。#3、4、9、10あたりが有効だろう。これでカムも節約できる。出だしで古いフレンズの1番を使っているけど、これもキャメの0.5位に新調したいところ。

 

女王は白糸5.10c/d、ナデシ5.11aをサラリと登る。

今日の一番はOイの活躍。私が女王のビレーをしている間に、付近を歩き回って「雷岩」を発見!

半ば消失した踏み跡をたどったところにあるとは思えない、なかなかのルートがあった。

ここでOイは白駒池は白駒の池5.10cと、湖の伝説5.11aをオンサイト。

そのあと女王と私も白駒池~を登ったけど、圧巻は最後にやったゴロゴロ5.11bであった。

私ヌンチャク掛け1フォール、Oイ敗退、女王トップロープノーテン。登攀内容は置いといて、圧巻はそのトップからの眺め。仏岩のてっぺんからのそれをしのぐ爽快な眺望が広がっていた。

下に降りて来て、クジラ岩でボルダー少々。久々に穴社長、エイハブに触ってみたら、心地よい岩の感触にボルダリングもやりたくなってきた。小川山は秋までまだまだ通うから、バナナのあとはクジラのパターンでいこうと思う。帰り道、これも久しぶりにナナーズに寄った。

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ナデシの女王様

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コージのためにエイハブをブラッシングする女王

 

 

壁ガール終了&第2回富山ジュニアクライミング大会

 6月いっぱいで壁ガール終了。現在集計中。7月5日に発表、賞品をさしあげますのでジムへお越し下さい。壁ガール課題、おおむね好評。熱心にトライしていただいてありがとうございます。

今回は長期間に渡り、いささか間延びの感もあったので、次回はもっとコンパクトなものにしたい。合わせて壁ボーイもやりたいです。自分の体力的に3級以上はきついのでそれより易しい所で。

7月1日(日)桜ケ池で第2回ジュニアクライミング大会。自分は手伝いに。前日から徹夜でルートセット等準備をされた、大魔王、H男、強力助っ人S原さんご苦労様でした。山岳連盟、ゲッコーメンバーの皆さんも手伝いご苦労様でした。

 ゲッコーからは2名のキッズが参加して、よく頑張った。

 私はコンペを否定する者ではないが、コンペはクライミングの本質を見失わせ易いものであるとも、常日頃思っている。まして何もわからない子供に競争させて、これは好いことなのかどうなのか?勉強でもそうだよね。テストの成績ばかりに頭が行ってしまって、じっくり自分が本当に納得するまで問題に取り組むことをしなくなってしまう。その学問の真の魅力に触れることなくわかったつもりになってしまう。しかし、まわりの評価はそのテストの成績の部分だけでなのである。社会に適応していくには仕方のないことかもしれないが、そればかりではあとあと後悔することになる…。最近ますますその思いを強めている。

 と、コンペにはかなり、および腰の自分に、クライミングの「競技」について講師をしてくれと依頼が来た。困った。

でも、断われないので、これを機会に、自分の気持ちを整理したいと思う。