富士登山競走2015と北信越国体

 今年の富士登山競走は、山登りのトレーニングをかなりやって、昨年の記録を大きく更新できる自信を持って臨んだのだが…。結果はまさかの5合目タイムオーバー。序盤からペースが上がらず、2時間20分の関門に2分足りなかった。

期待はずれの結果にしばらく落ち込んだが、冷静に考えてみると、それほど悲観することもないと思えてきた。これまで7回のトライの各ポイントのタイムを比較すると、あまり変わっていない。45歳の年に最初に挑戦し、今52歳。この8年間、年齢的な気力の衰え、(ブログにも良く書いているが)学習性無力感を感じているけども、実際は、自分なりにトレーニングして体力は維持できているということだ。

まだまだ、上達できるはずだ。登山競走もクライミングも。

今から来年の富士山に向けて始動する。早速、道宗道トレイルランにエントリした。

例年のごとく、富士山の翌日、北信越国体のスタッフ。今年は富山開催なので楽。

選手達を見ても、あまりなんとも思わなくなってきた。難しい課題を登っても、早く走っても、クライミングやランニングから受け取る何か豊かなものは、それらにかける情熱の強さとか継続する長さに比例する。自分には若さを羨んでばかりいる暇はない。

真夏の夕暮れ、ヒグラシの合唱を聞きながら、再び岩に触れ、山を走りたい気持ちが高まってきた。

 

富士山最終チェック

 いよいよ来週金曜が本番。

7月15日(水)、現在の体力を測る最終チェックを行う。

藤橋~大日岳頂上 12.3km、高度差2026m、3時間13分 (称名→立山駅 バスで移動)

粟巣野~瀬戸蔵山頂 2.1km、高度差720m、1時間3分

前者は目標3時間切り、後者は1時間切りだったのだが、僅かに及ばず。

自分の試算では、これは富士山なら4時間40分位で、完走の4時間30分には手が届かないレベルだ。

一週間充分に休養し、本番は戦略と気力で、この10分をカバーしたい。

 

いよいよ7月

 富士山まであと3週間あまり。ハードな練習はあと2回しかできない。

4月からのトレーニングを振り返ってみる。登りのみの累積高度は4月が4500m以上、5月が7434m以上、6月は11305m以上。いい感じでトレーニングできていると言えば、そう言えるかもしれないが、富士山を完走できるレベルには、もう少し足りないというのが正直な気持ち。

スピードも耐久力も、もう少し足りない。仮にもう少し強くなったとして、まだまだ完走ギリギリのレベルだと思う。

故障に気をつけて、レース当日までの高揚感を味わい、そして楽しみたい。