高岡市青年の家様ご一行

 本日は高岡市青年の家、青年教室のご一行、16名様がゲッコーにてフリークライミング体験。

ボルダリングやトップロープクライミングに挑戦していただいた。

みなさん初めてなのに、なかなかお上手。こんな感じで、もっともっとクライミングに興味をもつ人が増えてくれたら嬉しいです。

サポートのK北さん、Dチさん、S棒さんお疲れさまでした。

昼からはビジターも何人かあり、いい一日でした。

夕方、ちょっと疲れぎみの私に優しく声をかけてくれたY田さんも有難う。

来週から少しずつトレーニング再開します。

 

久々のゲッコー

 夜、20日ぶりにジムに顔を出す。やっぱりみんなの顔を見ると力が出てくる。

新しい人も少し増えた。

少しずつ復帰しますので、またよろしくお願いします。

楽しく安全に登りましょう。

 

信州ドクターヘリ

墜落~Fの君に背負われるまでの15分?位の記憶がなく、その後救助隊のタンカに乗せられ、救急車に乗せられ、ヘリに乗せられ、ICUまでも、救助隊の人のてきぱきした話し声が聞こえたこととか、ストレッチャーやヘリのプロペラの音位しか覚えていない。

自分にとって空白の部分を、Fの君、Kり君にメールしてもらい、事故を反芻している。

滑落が9:50、10:00に119通報、10:15に救急から容態確認の折り返し電話がありDrヘリを要請したようだ。これら速やかな対応で、事故から2時間半後位の12:30前には病院に収容されたようだ。

空白をそのままにしておくのが(その間にもいろんな人に迷惑をかけたのが)情けなくて、どのようなヘリに助けられたのか調べてみた。

(意識が飛んでいたので)たぶん佐久病院の屋上へリポートへと運んでくれたのが、

 信州ドクターヘリhttp://www.valley.ne.jp/~sakuchp/news/no100/drheli_box/drheli02/heli02.htm

のはずだ。

これは平成17年7月から長野県全域を対象として運行が開始され、運営・管理などは国と長野県が5割ずつを負担しているそうだ。その額はおおむね年間2億。したがって搬送される患者は治療費以外は無料。長野県に1機しかないヘリに、事故後すぐに搬送してもらえたのは、本当にありがたいことだった。

 

「山の遭難 あなたの山登りは大丈夫か」羽根田治著 平凡社新書 によると、

昨今の登山者には「救助を要請した遭難者のなかには、ただですむ警察や消防防災のヘリコプターならOKだが、高額な救助費用を自分で負担しなければならない民間のヘリコプターなら拒否する」、

それだけ余裕があるなら自分で降りろ!と言いたくなるような、とんでもない輩がいるそうだ。

クライミングでのミスははっきり言って恥ずべきこと。自分は上記のようなクライマーだけにはなりたくない。

クライミングは自己責任、本当ならドクターヘリも有料であってしかるべきだろう。いずれは有料になっていくはずだ。いつもただのヘリに助けてもらえるとは限らないから、安全&レスキュー対策として、保険のこともしっかりと考えたい。(今回自分は遭難保険や入院保険はたまたま入っていた。でも今後はもっと意識的に入っておくつもり) 

自己責任とは?

 退院しました。

病院のベッドで今回の事故について繰り返し考えた。

事故原因を挙げればいろいろあるだろうが、いつもより慎重でなかったとか、そんなことはなく、いつも通りに登っていただけだった。

クライミングは自己責任で、オウンリスクでと言うことは重々承知していたつもりだったが…。

「freefan別冊 安全BOOK」のオウン リスクの項には「クライミングは”その危険を了承したものだけがおこなうことのできる”スポーツです。」とあるが、その意味では、身をもって理解を深めたと言える。

しかし、自己責任とは、危険を承知でやっているとか、怪我しても自業自得とか、最悪の結果も自分で受け入れるとか、それだけで完結するものではない。

自分一人の事故がどれだけの人に迷惑をかけ、親しい人たちがどんな思いをするか、また怪我や手術がどれだけ痛く辛いかを体験した今は、とても「最悪の結果も自分で受け入れる」ことができるとは思えない。

これからもクライミングを続けるならば、自己責任とはすなわち、大怪我や死は許されないということ。そのために勉強すべきことや練習すべきことは、限りなくある、ということだ。

クライミングは確かに明るく楽しい、できるだけ永くやっていきたい。

だからこそ、安全のために何をすべきか常に考えたい。

 

 

事故報告3

11日に入院の予定だったが、手術は20日になるとのこと。食事制限もなくトイレも一人でできるので、医師と相談の結果、必要に応じて通院し19日に入院、20日頬骨骨折の手術とあいなった。

日によって頭痛で寝込むこともあったが、本日14日の検査では脳に異常も見つからず、頭もかなりスッキリしてきた。50針以上縫った左足も抜糸し、シャワーの許可もおりた。

クライミングを始めて30年近く、クライミングへの取り組み方が難易度への挑戦(グレード)という面に偏りすぎていたと改めて感じる。

これからは、「安全」ということを中心に据えて考えて行きたい。トレーニングによって強くなれば当然難しいルートが登れるけど、それだけではなくそれより簡単なルートでの余裕度が高まるということ。それによってプロテクションもうまく取れるなど、安全性も高まる。トレーニングは難しいルートを登るためというより、安全に登るためにやると自分に言い聞かせたい。

同時にプロテクション技術を磨いたり、レスキュー技術を勉強したり、それをジムに来る人に反映したり一つずつ形にしていこう。

災いは重なる。わが身が壊れかけたのと同時に、30年使っている自宅の冷凍庫が壊れ、ジムの入り口のドアノブがちぎれたとY江くんから電話があった。

これらは全て、自分のクライミングやゲッコーの新生への、何らかの啓示なのであろう。

事故報告2

事故について、自問自答しているところです。
 
(事故の内容)
日時 平成22年5月5日10時ごろ
場所 長野県南佐久郡川上村川端下 小川山
状況 カモシカサイドロック 「ポケット・マントル」5.10d 1ピン目をとる直前、右足がスリップし、スポットしようとしたビレイヤーを巻き込んで6m程下の登山道に転落。同行者に背負われ駐車場近くまで下りたのち救急隊に運ばれて、救急車およびヘリで佐久総合病院へ。
 
ジムのオーナーが(最近までクライミングを中断していた)ベテラン1人と新人2人を小川山へ誘ったが、オーナー自らが事故を起してしまい、新人に助けられるという皮肉な結果となった。
自分自身、新人に背負われるまで、救急車に乗って、ヘリに乗って病院に至るまでの意識が断片的で記憶がない。その辺の状況は追ってまとめる。
 
今回、自分が一番恐いと感じたのは、「あまり警戒していない局面での墜落(不意落ち)で、頭を打つことの致命的危険性」と言うこと。あのとき、もう少し強打していたら、あるいは打ち所が悪かったらと思うとぞっとする。
 
ゲッコーに来る人にはいろんなクライミングを目指す人がいて、オーナー自らの事故をどう受け止めるかもいろいろだと思う。
しかし私自身、自然の中で行うリードがクライミングだと考えてジムを経営している以上、今回の事故をきちんと分析しジムに来る人の啓蒙に役立て、自分の今後にも役立てなければならない。
 
 リスクコントロール、 セルフレスキュー(救急と搬送)、心構え、保険等 しっかりと考えてジム運営やブログに反映します。
 
いずれにせよクライミングを続けて、前向きに考えていかなければ今回の経験は活かされない。
 
続く

事故報告1

 5月5日(水)小川山にて滑落事故を起してしまいました。すぐヘリで佐久総合病院に収容され

9日(日)午後、富山中央病院へ転院のため、一旦自宅へ戻りました。

同行していたK北、F野、Kりさんはじめ、ジム会員、こどもたち、家族、親戚の皆様に心配、迷惑をおかけしたことをお詫びします。迅速かつ的確な救助、治療、看護をしていただいた皆様ありがとうございました。

よく反省して続報します。

 

 

GW真っ只中

 GWのこの時季、どこへも出かけないのは何年振りだろう?

5月3日午前中はランニング。ロング走、県総クロカンコース15周。ゆっくり走ったのにラスト3周はヘロヘロ。あとでタイム記録していたら、1周多く走っていた。走行距離33.6km。こんなんで富士山完走できるのか?かなり不安。

昼からは店番。シャッターを開けて青空を見上げてボーっとしていたら、大学時代の名古屋の友人が10数年ぶりに突然目の前に現れてびっくり。子供といっしょに浜黒崎へキャンプに来たついでに寄ってくれたそうだ。あり難いことだ。久しぶりに会っても、学生時代の仲間というのは、昨日会ったように会話できるのが嬉しい。まあ、基本的な性格は変わっていないけど、お互い円くなったな~。

本日のご来店、ビジター3名、会員1名。

2010年、47歳のGWは、学生時代並みの「のんびり度」で過ぎて行く。

これでいいのだ!

 

コシアブラ

 快晴が続くGW。私は店番で何処へも出かけることができない。それでも毎日、ちらほらとお客さんが来てくれることが救い。

 そんな私を不憫に思って、ご主人ととんがり山へ出かけたM田さんが、ジムにコシアブラを届けてくれた。嬉しい!この天ぷらが最高にビールに合うんだよね。

春の山菜を食べると体に活力が漲ってくる。山菜パワーでクライミングに富士山トレーニングに頑張ろう。5月5日はジムを休んで小川山に行く予定です。

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