クライミングライフ#14/20

 長らく発信の気持ちが起きなかった。

 ここ数年、コロナ、親や親類の高齢化や逝去、自分の高齢化などからいろいろと気分が滅入っていた。自分のクライミング?、ジムをどうするか?、親の介護は?、不安はつきない。

 しかし、このところ、自分の生活やクライミングを向上させるのに、ゲッコーというジムがやはりなくてはならないと再確認している。

 ゲッコーはクライミングに行きたいのに、家庭や仕事で行けないクライマーのために1996年に立ち上げた。もちろんそのクライマーの筆頭が自分であるわけであるが、27年の時間の中で、ジムの経営が、逆に自分がクライミングに行けない足かせだと思うようになった。

 どうあがいた所で人は老いて死んでいく。現在61歳の自分のクライミング人生もそんなに長くはない。ゲッコーを大切にし、切磋琢磨の気持ちを新たにする、2023の秋である。