お盆2015

今年のお盆は4日間ビレーの毎日だった。

桜ケ池のJOCで8月14日~16日、文登研の立山ジュニア登山教室で17日、沢山の子供達の登りを見ることができた。

子供達のクライミングのレベルアップもさることながら、一般社会の中におけるクライミングの位置が、ずいぶん真ん中近くになってきたと感じる。

自分がクライミングを始めた頃と比べると、想像もつかなかった近年の状況。しかし、30年近く前、クライミングがうまくなりたい一心でクライマー達が世界のあちこちで自作したトレーニングボードが、現在のクライミングジムの人工壁の萌芽であったのだなと、今にして思う。

 クライミングはこれからどんな変化をしていくのだろうか?

その変化を楽しみながら、自分のクライミングやジム運営に取り組んでいきたい。

 

 

 

 

小川山

 久しぶりの小川山、自然の岩。完全に走りモード、トレランモードになっている体を、クライミングに戻さなければ。というか、これからは、常時クライミング、トレランOKの状態を目指したい。

5日(水)4:00県総集合。パートナー将棋魔王。

8:25 小川山着。本日の目標、烏帽子岩本峰西面「森の天使 3P」

    例によって、ケルンやふみ跡を適当に登っていったら迷う。

13:05 漸く取り付きに到着。

   単独行で道のない山を読図しながら行く登山は、あまり迷わない。踏み後や目印が錯綜する山道は、たいてい迷う。一人で行くと迷わないけど、複数で行くと迷う。情報に対する取り組み方で、気持ちの持ち様で、迷ったり迷わなかったりする。我々が情報氾濫社会に生きるヒントがここにある。迷ったら迷ったで、平常心でリカバーするのがクライマーである。なんちゃって。

「森の天使」 1,3ピッチ私リード、2P魔王リード。トレーニング不足で2Pフォローのくせに5テン位、3Pの出だし2、3ムーブ解決できず。

とても気持ちの良いルートであった。特にセカンドをビレイする間に眺める、小川山の森や岩が人生に疲れつつある私を、優しく癒してくれるのであった。

次はいつ、ここへくるかわからないが、「もりてん」左隣の「ラスト・リゾート」「ウエストカンテ」「なんかようかい」など、登りたいと思わせるラインだった。