クライミングライフ#12/20

 それにしても大変なことになったものだ。2020年がまさかこんな状況になるとは思ってもみなかった。しばらくしたら収束に向かうのか、それともまだまだ序の口なのか、全くわからない。かと言ってどうすればいいかもわからない。ジムは開店休業状態、トレーニングのモチベーションも上がらないので、クライミングのYouTube動画ばかり見ている。自分が惹きつけられるのは最新の高難度ルートよりも、フリークライミングの歴史がしみ込んだクラシック・ルートを登る動画だ。とりわけここ数日はヨセミテのセパレート・リアリティーというルーフ・クラックにはまった。検索するとすぐに10近くの動画を見ることができる。ハインツ・ツァクのフリーソロが特に良く3回程観た。ゲッコーにもセパ・レアを模したクラックがあるので、お客さんのいない今、久しぶりに練習してみよう。

4月営業時間短縮のお知らせ

コロナウイルス感染拡大防止のため、4月12日休館し以降短縮営業いたします。営業カレンダー変更しますので参照下さい。一日も早い収束を願います。

2020年ゲッコーリード教室について

■趣旨 自然の岩でのリードクライミングを目指す。ジムで十分に練習した後、実際の岩場へ出かける。

■対象 ボルダリングで6級を安定して登れる方。

■定員 5名

■料金 月3回6500円。ジム利用料別途。外岩は4000円プラス。

■日程 毎週火曜、時間18:30~20:30

3月17日(火)ゲッコーにてリードクライミング。初めての方はロープの結び方、クリップの仕方など。経験者は実際のクライミングを行う。

3月24日(火)ゲッコーにて。ビレイの練習。ロープセット、ロープの送り出し、引き込み、ポジショニングなど。

3月31日(火)各自、目標ルートを2トライ。クライマーとビレイヤーのコミュニケーション。

4月7日(火)各自、目標ルートを3トライ。

4月14日(火)安全管理、マナー、エチケット

4月29日(水)雑穀谷の岩場、実際の岩を登る。初心者はトップロープ、経験者はリードトライ。

5月12日(火)各自目標ルート3トライ。墜落の練習など。

5月19日(火)各自目標ルートトライ。ハングドック、マナー、エチケット。

5月26日(火)各自目標ルート(未RPのもの)トライ。結び替えなど。

6月9日(火)各自目標ルート(未RPのもの)トライ。懸垂下降など。

6月16日(火)各自目標ルート(未RPのもの)トライ。回収など。

6月20日(土)鳳来または佐久の岩場

8月 小川山予定

 

ゲッコー2020年リード教室

月3回火曜19:00~、または土曜または日曜リード教室を行います。

■対象 ボルダリング6級程度は登れ、自然の岩のロープクライミングをやってみたい方

■内容 ロープ(リード)クライミングの技術(懸垂下降なども含む)、自然の岩の体験、一通りできる方は火曜はゲッコーでのリードトレーニング中心、土日は自然の岩へ出かけます。具体的内容は3月1日(日)にお知らせします。

■参加方法 月3回6500円、グループ参加、単月参加も可能ですが、できるだけまとまった人数で(10名以下)継続して技術、体力を磨き、雑穀谷中心に小川山や鳳来の岩場などの遠征も予定しています。クライミングの自立を目指す教室ですので、できるだけ1年ほどは継続して参加できる方を募集します。

クライミングライフ#11/20

ゲッコーにはしばしば、一人でボルダリングしたいという人が訪れる。全く自然な感情だと自分は思う。ジムがこれだけ増えボルダリングが大衆化すると、みんなでワイワイ登るのが楽しいという風潮一色となり、一人で静かに派はスミに追いやられてしまう。数によって支配される一般的価値から離れたところにクライミングの魅力があったはずなのに、クライミングの窓口であるジムがその魅力を伝えることができないでいいのか?お客さんが増えなければ経営は成り立たないが、マナーなども含め、クライミングの人間的側面、個人的側面を大切に考えていきたい。混んでいても一人一人の世界が尊重されるジムを目指したい。