事故報告2

事故について、自問自答しているところです。
 
(事故の内容)
日時 平成22年5月5日10時ごろ
場所 長野県南佐久郡川上村川端下 小川山
状況 カモシカサイドロック 「ポケット・マントル」5.10d 1ピン目をとる直前、右足がスリップし、スポットしようとしたビレイヤーを巻き込んで6m程下の登山道に転落。同行者に背負われ駐車場近くまで下りたのち救急隊に運ばれて、救急車およびヘリで佐久総合病院へ。
 
ジムのオーナーが(最近までクライミングを中断していた)ベテラン1人と新人2人を小川山へ誘ったが、オーナー自らが事故を起してしまい、新人に助けられるという皮肉な結果となった。
自分自身、新人に背負われるまで、救急車に乗って、ヘリに乗って病院に至るまでの意識が断片的で記憶がない。その辺の状況は追ってまとめる。
 
今回、自分が一番恐いと感じたのは、「あまり警戒していない局面での墜落(不意落ち)で、頭を打つことの致命的危険性」と言うこと。あのとき、もう少し強打していたら、あるいは打ち所が悪かったらと思うとぞっとする。
 
ゲッコーに来る人にはいろんなクライミングを目指す人がいて、オーナー自らの事故をどう受け止めるかもいろいろだと思う。
しかし私自身、自然の中で行うリードがクライミングだと考えてジムを経営している以上、今回の事故をきちんと分析しジムに来る人の啓蒙に役立て、自分の今後にも役立てなければならない。
 
 リスクコントロール、 セルフレスキュー(救急と搬送)、心構え、保険等 しっかりと考えてジム運営やブログに反映します。
 
いずれにせよクライミングを続けて、前向きに考えていかなければ今回の経験は活かされない。
 
続く

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