映画「岳」観てきました

 天気が悪く、シネマカードのポイントで無料で観れたので、ファボーレへ。

例によってクライミングや山岳シーンで、オイオイといろいろツッコミを入れるのも楽しみの一つ。

最近ますます涙もろくなって、何度も目を拭きながら鑑賞。全体としては良かった。もう一度観たいと思う。

(自分が心の中で入れたツッコミ)

 ・長澤まさみ、足長すぎ。可愛すぎ。救助の人は尊敬するけど、もしも富山県山岳警備隊にあんな娘が入隊したら、いろんな意味で崩壊するかも?

 ・長澤も小栗も着替えすぎ。キマリすぎ。最近はオシャレなクライマーが増えているが、自分のまわりにいる人が着ても野暮ったくなる(失礼)、ノースフェイスやマムート等々の服を、俳優さんが着るとやっぱりカッコいいのー。

 ・長澤も小栗も簡単にけが人や死体を背負えてスゴイ。あれで懸垂下降やクライミングをするのだから。一度、仲間を負ぶって懸垂してみて下さい。

以下省略。

個人的には墜落死体が何度か映ったのが良かったと思う。クライミングはほんの一瞬のミスやタイミングの悪さが、あんな風になる。足がちょん切れたり、頭蓋骨陥没したり。昨年ヘリで搬送された身としては、岩の前で人間は本当に簡単に壊れるというのが良く分かる。不注意ということももちろん含まれるが、クライミングには生と死が紙一重の所に存在する局面が頻繁に現れる。

遭難者が悪くて、救助する方が偉いとか、残された家族が可哀想とか、そんな単純なものではなく、ごちゃごちゃと複雑なそれぞれの人生が、登山やクライミングという行為によって浮き彫りにされる。

みんな一生懸命やっているけど、うまく行かないことの方が多い。時に遭難し、運が悪ければ死んでしまう。

そんな全ての人に小栗旬(三歩)は「よく頑張った。また山においでよ」と爽やかに語りかける。

なんか力をもらちゃったなー。

普段乱用している「ガンバ、ガンバ」と言う言葉も映画の中で小栗旬が盛んに言っています。

 クライミングジムを運営し、他人をクライミングの世界にいざなう生活をしているのだから、ジムに来る人にも出来るだけその辺の所を伝えたい。しかしそれは単に叱ったり、注意したりというステレオタイプなやり方でなく、人まねでないゲッコーのスタイルで伝えていきます。

 

 

 

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