シンクロニシティ、あるいは思い込み

 昨年5月、自分はヘリで長野の佐久総合病院に搬送された。そこの売店のブックコーナーで、同病院の医師であり、芥川賞作家である南木佳士さんを知った。以来、彼の著作を本屋で見つける度に買っている。最近、2冊のエッセー集を読んだが、「山行記」の中で吉田拓郎の「流星」という曲が好きだ、ということを書いておられた。拓郎の「流星」は自分も好きで、1984年のオーストラリアツアーで勝手にテーマソングにしていたし、その時友人がくれた拓郎詩集のその箇所を何度も読んだりしていた。(「流星」は、映画コクリコ坂の主題歌を歌っている手嶌 葵さんもカバーしていて最近それがリコーのCMでも流れていた)

そしてまさに、身の程知らずもいいとこだけど、自分の憧れのルートが「流れ星」なのである。

南木さんの最新エッセー集「生きてるかい?」では、再び「流星」に触れておられ、さらに「書く行為とロッククライミングは似ているのではないか…」とまで書いておられ、ますます親しみを感じている。

クライミングに飽きるということはないのだが、目標を持って燃えることがどんどん無くなっていくのを止めることができない。ほとんどこじつけと思えるシンクロニシティで、なんとかモチベーションをつないでいる次第である。

佐久総合病院は、これまた好きな作家である笹本稜平の「春を背負って」にも出てくるし、この作品はなんと、川上村(小川山の)が舞台でもあるよ。あそこの雰囲気が好きな人は一度読んでみてください。

 

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