ゲッコー通信

弥生、三月に思うこと

2019年も早2ヵ月が過ぎた。3月はゲッコーを開いて25年目に入る。この間いろんなことがあったけど、ここ数年の変化には驚くばかりだ。ジムの激増やオリンピック競技採用によってクライミングやボルダリングの大衆化、娯楽化が進む中、先日はクライミングのドキュメンタリー映画がアカデミー賞を取った。自分が20歳位から取り組んでいるクライミングと、今社会に広く認知されつつあるクライミングには大きな開きが生じたと思う。というか、もともとクライミングというものの中にあって、自分には見えていなかったものが、大衆化によって顕在化したというのが正しいのかもしれない。若い時に考えていたことと、今50代後半に考えるクライミングにも同じようなことが言える。クライミングという単に登るという行為に、まだまだ尽きぬ魅力を感じる今日この頃。

一つのことを深く掘り下げるには、世の中には選択肢が多すぎるし、人生は短かすぎる。
一人でも多くの人がゲッコーに来てくれ、その内の誰かとヨセミテとかヨーロッパとか海外のクライミングに出かけることが残り10年前後のクライミング人生の目標だ。

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