大町アルプスマラソン

 1年7ヶ月ぶりのフルマラソン。辛いレースでした。今回は「最後まで歩かないこと」が目標だったけど、4分の1も歩いてしまった。記録は5時間44分36秒。

 28km付近から膝や内股が痛くなり、30kmで胃痛、腹痛で歩くのがやっとという状態になってしまった。38kmあたりでは左足小指のマメがつぶれ足を引きずりながらなんとかゴール。制限タイム6時間ぎりぎりだった。

 今回が8回目のフルマラソン。7月末の富士山が終わって毎週2回、8km程走って、まあこの位走っておけば大丈夫だろう位に考えていた。一昨年の3回目のハセツネ(リタイヤ)にしても今回にしても、慣れによる慢心というか油断が一番ダメだと痛感した。適当なトレーニングでレースが楽しめる程、フルマラソンは甘くない。自分で納得したトレーニングをしていないと、レース終盤での気合も入らない。「俺はこれだけトレーニングしてきたんだから、ここでくじけるわけにはいかないんだ」と自分を奮い立たせる気力が。

 言い古されていることだけど、マラソンは人生のようだとあらためて思った。特にレース終盤になるほどそれは思う。10km、20km、30kmと距離を延ばしていくほどに、自分の周りを走っている人は、そのレースにおける総合力が自分と似たようなレベルの人になってくる。そんな中でも、一人ひとりの走りはそれぞれに違う。黙々と一定のペースで走る(歩く)人もいれば、少し走っては足が痙攣して倒れ起き上がってはまた走る。そのような人たちが抜きつ抜かれつ、ゴールまで頑張る。

この時間帯が一番辛いけれども、好きな時間でもある。ここを涼しい顔をして走ることができるのは、普段少しずつ苦しんで、理にかなった(自分で試行錯誤して)練習を積み重ねた者だけだ。

そんなことをこれからの糧にして、次回の能登マラソン、富士山、そしてこれからのクライミングやジム運営に繋げたいと思う。

 

 

 

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